はじめに——このロボット、知ってますか?
突然ですが、このロボットに見覚えはありますか?
日本の昭和レトロなブリキロボットを彷彿とさせるフォルム。四角い頭にアンテナ2本、赤く光る目、リベットだらけのボディ。どこか懐かしくて、でも何のロボットか思い出せない——そんな方がほとんどだと思います。
正体は、Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)のMusic Video「Intergalactic」(1998年)に登場する巨大ロボットです。
あのMVを覚えている方なら「ああ、あのロボットか!」となるはず。東京風の街並みをバックに、巨大ロボットとタコのような怪獣が戦う、特撮映画さながらのシーンが印象的です。
この記事では、そのロボットがフィギュア化されていたという“知る人ぞ知る事実”と、実際に手に入れてみた感想を紹介します。
Super7 ReActionシリーズ ボックスセット


このフィギュアを手がけているのは、アメリカのトイメーカー「Super7」。看板ラインである「ReAction(リアクション)」シリーズから発売されています。
ReActionシリーズは、1970〜80年代の3.75インチサイズの懐かしいフィギュアを再現したレトロフォーマットが特徴で、映画・音楽・アニメなど幅広いジャンルのキャラクターを独自のテイストで立体化しています。
今回のBeastie Boysセットは、ロボットと怪獣の2体セット。ボックス仕様になっており、パッケージも非常に凝っています。
パッケージの箱にはロボットの頭部を模したスリーブが付いています。スリーブを外すとMVを再現した街並みの背景にフィギュアが配置されており、開封前から世界観を楽しめます。
ロボットのディテール




ロボット本体はアンテナ込みで約11cm。シンプルな造形ながら、特徴的なポイントはしっかり再現されています。
・リベット付きのパネル構造ボディ
・頭部の2本アンテナ
・赤い目と胸部ディテール
可動は頭・腕・脚のベーシックな仕様ですが、むしろこのシンプルさがレトロロボット感を引き立てています。
シルバーグレーの成型色に腕の関節部分のブルーの差し色やつま先の黒などの細かい塗装も丁寧で、小サイズながら存在感のある仕上がりです。
今回は、カプセルトイの東京怪獣ユニバースVol.2のステイプラネットが友情出演してくれました。
100均ジオラマで巨大感を再現!



このフィギュアの魅力は、飾り方次第で一気に引き立ちます。
おすすめは、100円ショップの「ミニチュアビルディング」との組み合わせ。小さなビルや団地の模型を背景に配置することで、ロボットの“巨大感”を演出できます。
背景に空色の紙を置けば、まるでMVのワンシーン。怪獣と対峙させれば、特撮の世界がそのまま再現できます。
手軽にここまで雰囲気を出せるのは、このサイズのフィギュアならではの楽しさです。
怪獣「タコ星人」もいい味
セットに含まれる怪獣も見逃せません。
紫色のタコのような頭部に、ぬめり感のあるボディ。足にはフィンがあり、手には三叉槍(トライデント)を持っています。
MVではロボットと街中で激闘を繰り広げる存在で、フィギュアとして見ても非常にユニークなデザイン。日本の怪獣映画に登場しても違和感のない完成度です。
似ているので、カプセルトイのFOOD ATTACKのたこ焼きも仲間に入って記念撮影しました。

Super7はマニアックなロボットの宝庫
Super7のReActionシリーズには、思わず「これを立体化するの?」と言いたくなるラインナップが揃っています。
・Logic「ULTRA 85」関連ロボット
・Daft Punk
・ミクロマン(海外版Micronauts)Biotron
・『ロッキー4』ポーリー・ロボット
・パワーレンジャー アルファ5
ジャンルや国境を超えて、独自の視点でロボットを拾い上げてくれるのがSuper7の魅力です。
(もちろん、これらはっしっかり入手しコレクションしています。今後、順番にレビューしていく予定です。)
まとめ
Beastie Boys「Intergalactic」に登場するロボットは、日本の特撮文化へのリスペクトから生まれた存在でありながら、日本では意外と知られていません。
そのロボットがSuper7によってフィギュア化され、さらに100均アイテムと組み合わせることでMVの世界観まで再現できる——。
この“マニアックな楽しさ”こそが、本アイテム最大の魅力です。
ロボット好き・レトロトイ好きの方は、ぜひ一度チェックしてみてください。


