SFロボ玩具研究所のロボキチです。
ロボット玩具といえば、超合金やプラモデル、ソフビなどが思い浮かびますが、意外な穴場があります。それがゲームセンターのクレーンゲーム景品、WCF(ワールドコレクタブルフィギュア) シリーズです。
バンプレスト(現BANDAI SPIRITS)が展開するこのシリーズは、手のひらサイズのデフォルメフィギュアとして数々の人気作品をカバーしていますが、その中に「他では商品化されないロボットやメカキャラ」がひっそりと混ざっているのが面白いところ。今回は、実際に僕がコレクションしたWCFの中から、ロボット好きの視点で注目のフィギュアを紹介します。

ワンピース エッグヘッド編 ― ベガパンクのサテライトたちが勢揃い
ワンピースのエッグヘッド(未来島)編は、ロボット好きにとってたまらないエピソードでした。天才科学者ベガパンクの6つの人格を持つサテライトたちは、それぞれSFチックなデザインの分身ロボット。また、パシフィスタやセラフィムといった人造兵器も多数登場します。

WCFではこのエッグヘッド編を第1弾から第5弾まで展開し、ベガパンク本体(ステラ)をはじめ、シャカ(正)、エジソン(想)、ピタゴラス(知)、アトラス(暴)、ヨーク(欲)の全サテライトが商品化されました。


僕が特に気に入っているのは、ナンバー01のシャカ。宇宙飛行士のようなヘルメットに「01」のナンバリング、ダークネイビーのスーツという出で立ちは、完全にSFロボットの文法です。エジソンやピタゴラスも、ロボットコレクターの琴線に触れるデザイン。
さらに注目なのがパシフィスタ。WCFエッグヘッド3にラインナップされたのは、警察仕様のパシフィスタ。青い制服仕様は、無個性の量産機を彷彿とさせるデザインです。そして2025年10月には、メガWCFとしてオリジナルサイズのパシフィスタも登場。WCFの通常サイズよりも大きなメガサイズで、圧倒的な存在感のあるフィギュア。
ダグラス・バレット ― 映画STAMPEDEの巨大ロボ
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』に登場したダグラス・バレットは、「ガシャガシャの実」の能力者。周囲のあらゆる無機物を合体させて巨大なロボット形態を作り上げるという、まさにロボットアニメ的な能力の持ち主です。

WCF STAMPEDE 17にラインナップされたバレットのフィギュアは、合体形態(ユニオン・アルマード)を再現したもの。胸部に赤い「9」のナンバーが刻まれた重厚なデザインは、スーパーロボット的な力強さに溢れています。灰色のアーマーにリベット打ちの装甲、巨大な拳という造形は、WCFのコンパクトなサイズながら存在感抜群です。



ワンピースの通常のフィギュアシリーズでは、こうした「一時的な変身形態」はなかなか商品化されません。WCFだからこそ実現した、貴重なロボットフィギュアと言えるでしょう。
仮面ライダー WCF ― タチバナという異色のロボットキャラ
WCFは仮面ライダーシリーズでも展開されていました。2012年発売のVol.12には、『仮面ライダーフォーゼ』に登場する謎の人物「タチバナ」がラインナップ(KR090)。

タチバナは、宇宙衛星M-BUSに常駐し、仮面ライダーメテオの変身を認証・管理する存在です。鉄仮面のようなヘルメット型マスクに宇宙服という姿は、完全にロボット的。その正体は物語後半で明かされますが、見た目だけなら「謎のロボットキャラ」そのものです。



仮面ライダーシリーズのフィギュアといえばライダー本人が主役で、こうしたサブキャラがフィギュア化されることは稀です。WCFのラインナップの幅広さならではのチョイスで、ロボット好きとしてはニヤリとしてしまいます。
次の狙い ― ドラゴンボールのロボットたち
WCFのロボット系フィギュアで、今まさに狙っているのがドラゴンボールです。
ロボット(ウーロン変化)― 少年期編2
2026年4月23日より順次登場の「ドラゴンボール ワールドコレクタブルフィギュア-少年期編2-」に、なんと**ロボット(ウーロン変化)**がラインナップされています!
ドラゴンボール序盤、変身能力を持つウーロンがブルマを驚かせるために変身したロボットの姿。原作ファンにはおなじみの、あのずんぐりとした愛嬌あるロボットです。こんなマイナーなロボットがWCFで立体化されるとは、まさにWCFならではの展開。今回のラインナップは孫悟空、ブルマ、ウーロン、村長、そしてこのロボット(ウーロン変化)の全5種。ちょうど今(2026年4月下旬)ゲーセンに並び始めている頃なので、見つけ次第ゲットするつもりです。
ピラフマシン ― 元祖ドラゴンボールの合体ロボ
そして長年の宿題が、ピラフマシンです。ピラフ一味が操る3体合体ロボットで、ドラゴンボールにおけるロボットといえばまずこれを思い浮かべる人も多いでしょう。
WCFでは、かつて「組立式ドラゴンボール ワールドコレクタブルフィギュア vol.3」でピラフマシーンが商品化されていました。しかしこれは2009年前後の古いシリーズで、今となってはプレミアム価格で入手困難。メルカリやヤフオクで見かけるたびに悔しい思いをしています。
2024年にはHGシリーズで「ピラフ一味完全セット」(15,000円)がプレミアムバンダイから発売され、合体ギミック付きの本格的なピラフマシンが商品化されましたが、WCFの手軽さとは別物。いつかリニューアル版の少年期編WCFで、ピラフマシンが再び商品化されることを期待しています。現在、少年期編は第2弾まで出ており、ピラフ一味は第6弾でラインナップされる予定があるようなので、そこにピラフマシンも含まれることを期待します。
WCFでロボットを集める醍醐味
WCFでロボット系フィギュアを集める醍醐味は、何といっても「他では商品化されないキャラが手に入る」という点に尽きます。
ワンピースのパシフィスタやベガパンクのサテライト、仮面ライダーのタチバナ、ドラゴンボールのウーロン変身ロボット。いずれも通常のフィギュアラインでは商品化されにくいキャラクターです。WCFは1体あたりのコストが低い景品フィギュアだからこそ、こうしたニッチなキャラクターまでカバーできるのでしょう。
クレーンゲームで1プレイ100〜200円。上手くいけばワンコインでロボットフィギュアが手に入る。この手軽さも魅力です。もちろんなかなか取れずに散財することもありますが、それもまた趣味の楽しみ。
ロボット玩具コレクターの皆さん、是非ともWCFシリーズもチェックしてみてください。思わぬロボットとの出会いがあるかもしれませんよ。
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