大阪・中崎町に、ちょっと変わった酒場がある。
酒場のパチモンウォーズ。その名のとおり、スター・ウォーズをリスペクトしたパチモントイに囲まれた居酒屋だ。店内にはガチャガチャまで置いてあって、そこから出てくるのがスター・ウォーズのキャラクターたちを模したミニソフビ。正規品でも公式グッズでもない、いわゆる「パチモン」の世界である。
僕がパチモンウォーズの存在を知ったのは、2013年の夏のことだ。大阪で開催された**「パチモンウォーズ展 ─ BOOTLEG BYOND IMAGINATION」**に足を運んだとき、そのエネルギーに圧倒された。世界中のSF映画・特撮のパチモノグッズを集めたコレクション展示で、入場は無料。コレクターの木村さんによる解説も面白く、正規ライセンスの外側に広がる「愛と瞬発力のギリギリアウト商品群」の世界に、すっかり引き込まれてしまった。その時に会場で手に入れた図録『WARS PACHIMON ─ BOOTLEG BEYOND IMAGINATION』は、今でも宝物として手元に置いている。コレクターの木村修一氏が所有するジャパニーズパチコレクションを収めた、世界初のパチモンオンリー同人誌図録だ。クラウン社製スターウォーリアーズ、イマイスターコマンド、アリイ宇宙スーパーコンボイシリーズ、駄菓子屋シリーズ……眺めるたびに、あの日の興奮がよみがえってくる。
それから10年以上が経ち、インスタでパチモンウォーズのアカウントを発見。居酒屋として営業しており、店頭にガチャガチャまであると知った。
行きたいけど、行けていない
正直に言う。まだ店には行ったことがない。同じ大阪に住んでいるのに、だ。
パチモンウォーズは夜の居酒屋だ。平日は18時開店、土曜でも15時から。
実は、私はアルコールが飲めない。
そのため、「パチモントイを見るためだけに居酒屋へ」というのもなかなかハードルが高く、
気づけば先延ばしになっている。
それでも指人形が欲しかったので、ネットオークションで探したら見つかった。無事入手。いつかは必ず実店舗に行くつもりだ。パチモンウォーズは今月4月22日でちょうど8周年。同じ大阪にいる身として、今度こそ足を運びたい。
ガチャは第一弾・第二弾の二シリーズ
パチモンウォーズのガチャソフビには現在2シリーズが存在する。
第一弾は、C-3PO・R2-D2・ヨーダ・ストームトルーパーなどのキャラクターをカラフルな単色成形で展開したシリーズ。どの色が出るかはお楽しみ。
第二弾は2025年2月に稼働開始した新シリーズは全7種。こちらも反響が大きい。
私が入手したのは第一弾のC-3POはクリアホワイト、R2-D2は黒の成形色の指人形。
C-3POは、全体にシルバーをスプレーで吹いてからクリアイエーロを筆で塗って下地に。
R2-D2は、白をスプレーで吹いて下地に。

塗装前・塗装後
届いた状態は造形に味があって、愛嬌たっぷりのフォルム。これをシタデルカラーで塗装した。
R2-D2はボディにグリーンで軽く墨入れ、センターパネルをネイビーブルーで、頭と手をシルバーで塗り分ける。目のレンズ部分には黄色に黒目の点を入れ、覗き込んでくるような表情に仕上げた。C-3POは目に白と黒を入れるだけで、ぐっと顔に命が宿った。あとは立体感を出すためにゴールドを軽くドライブラシを入れている。

塗装前と塗装後を並べると、同じフィギュアとは思えないほどの変貌ぶりだ。
パチモンとシタデルの相性
シタデルカラーはウォーハンマーのミニチュア塗装用に開発された水性アクリル塗料で、細かいディテールへの食いつきがよく、重ね塗りもしやすい。パチモントイのような素朴な造形との相性は抜群で、塗るほどにキャラクターが立ち上がってくる感覚がある。




正規品にはない荒削りな造形だからこそ、塗装の「手仕事感」が映える。これがパチモン塗装の醍醐味だと思う。
正規のC-3POとR2-D2のソフビパペットマスコット。




最後に正規とパチモンを仲良く並べて記念写真

酒場のパチモンウォーズ、8周年おめでとうございます
パチモンウォーズは今月4月22日で8周年を迎える。8周年記念のソフビコンプリートBOXも限定発売予定とのこと。
2013年の展示会から始まったご縁が、10年以上経って指人形の塗装という形でつながった。次はちゃんと店に行って、自分でガチャを回したい。ウーロン茶片手に。
酒場のパチモンウォーズ Instagram: @pachimon.wars 大阪市北区中崎町8-12 ティアラハイツ1F 平日 18:00〜24:00 / 土曜 15:00〜24:00


